再来する厄災のハロウィン
- 25 カリスマ
- 30 ライフ
- 10 コスト
- 8 出撃数
- 58 討伐数
- 150 経験値
- 700 ゴールド
会話 62
- 村娘
- 村人
- 村長
- ヴァーニィ
- 村娘
- ヴァーニィ
- ヴァーニィ
- ヴァーニィ
- ヴァーニィ
ハロウィンを前にした村は、どこか浮き足立っていた。お菓子をせがむ者がいて、悪戯に笑う者がいた。ジュリアがくすぐられて悲鳴をあげるその向こうで、夜の匂いが変わっていることに気づいた者は、まだ少なかったように思う。やがてアンデッドの群れが押し寄せ、混乱のなかでヴァーニィという吸血鬼が村娘を攫い、ジュリアもまた転移の光に呑まれて消えた。 その村娘こそ、ヴァンパイアを創造した始祖だった。かつて英雄王と共に戦い、記憶と肉体を失って、ただの少女として村に紛れていたのだ。ヴァーニィは始祖の力を奪い、その血に呪いを込めて、すべての血族を滅ぼそうとしていた。王子たちは荒野の砂の下に眠る滅びた王国へと足を踏み入れる。そこで血に酔ったジュリアが敵として立ちはだかり、エマが血を抜いて彼女を取り戻した。 始祖の宮殿で、ヴァーニィは力を奪おうとしたが、神の血に等しいものを受け止めきれず、その身は崩れていった。ジュリアの呼びかけも、エマの悔いも、彼女の孤独を癒すことはできなかった。最後に現れた始祖リヴンは、ヴァーニィを失敗作ではないと告げ、ほんの一欠片の魂を娘の中に残して消えていった。 戦いのあと、リヴンは創造主として血族の爪痕を修復すると言う。しかしセフィーレは、ひとりの女の子として生きたいと願ったことを否定すべきではないと告げる。ジュリアの笑顔に背中を押され、リヴンは慣れない手つきで悪戯の合図を口にした。永い夜は、ささやかなお菓子をめぐる笑い声で幕を閉じたのである。