大空を駆けるくぐつ
- 25 カリスマ
- 30 ライフ
- 10 コスト
- 8 出撃数
- 32 討伐数
- 150 経験値
- 700 ゴールド
空の上を走るくぐつを作ろうとしている娘がいた。ティアルという名の、不器用だが誰よりもまっすぐな機甲技師である。ある日、彼女は昔の師であるボリスと偶然再会する。ボリスは口が悪いが、壊れた鎧を直す手つきは確かだった。ふたりが言葉を交わしているあいだ、ティアルのくぐつはひとりでに空へ舞い上がっていた。ゼンマイを増やしすぎたのだ、とボリスは呆れてみせる。それでも彼女が飛行石に頼らず、くぐつの力だけで空を飛ぼうとしていることを、ボリスはどこかで認めていたのかもしれない。 やがて、王子の一行の前でティアルは夢を語る。その直後、ゴブリン博士の命令でゴブリンたちが彼女を襲い、連れ去ってしまう。博士が狙ったのは飛行型くぐつの技術だった。王子たちは行方を追い、ボリスは飛空船で上空から捜索する決意を固める。 ゴブリンクイーンは、ティアルに命がけのレースを強いる。最下位になれば処刑という残酷な取り決めである。ティアルは逃げ出さず、「ライダーの誇り」にかけて出場を選ぶ。ぎりぎりの勝利を重ねる彼女を、王子たちは影から支え、ボリスは海の潮から機体を守る錆止めの技術を教える。そのあいだにも妨害は絶えなかった。 一方で、水の声を聞く少女セノーテがデーモンに狙われる出来事もあった。力を与えると誘うデーモンの申し出を、彼女は退けた。救われた彼女は、王子たちと共に戦うことを誓う。海では亡霊の現れる漂流船が見つかり、この海域に何かが潜んでいることが示唆される。 最終レースでゴブリンクイーンは自ら機体に乗り込むが、ターボを積んだくぐつは制御を失い、彼女は奈落へと消えていく。三人の娘たちは母の死を嘆き、「ゴブリンは不滅よ」と言い残して去った。ティアルは最後まで勝ち残り、くぐつと共に自らの力で道を切り開いたのである。ボリスは素直には褒めず、さらに改良を進めようとする。ティアルはそれを嬉しそうに受け止めた。