軍服の漂流者
- 15 カリスマ
- 10 ライフ
- 10 コスト
- 8 出撃数
- 40 討伐数
- 140 経験値
- 500 ゴールド
海辺を吹く風は、ときどき誰かの記憶の匂いを運んでくる。王子とアンナ、そして山賊たちは、魔物と戦う軍艦の噂を追って海を進んでいた。その途中で見つけたのは、海に倒れていた軍服の女性だった。彼女はリーンベルと名乗り、かつてある国の艦隊の提督だったが、国は滅び、艦隊は散り散りになったのだと語った。嵐に呑まれて流された彼女は、部下たちの船を探してほしいと頭を下げる。 王子たちが近海を捜索すると、傷ついた船が見つかった。その前には骸骨の魔物が立ち、船を守るようにしていた。リーンベルは、王子たちが敵を引きつけている間に船へ乗り込むと申し出る。しかし船にいたのは、嵐の後に全滅した部下たちの亡霊だった。彼女らは提督の帰りを待ち続け、魔物に敗れた無念と、船を守れなかった後悔からこの世に留まっていたのである。 時間を巻き戻すことはできない。それでもリーンベルは共に戦うと告げ、亡霊たちは敗北することで未練を解き、静かに消えていった。彼女らは提督に失望していたのではなく、最後まで共にいられたことを喜んでいたのだ。リーンベルはその思いを受けとめ、生き抜くと誓う。そのとき、死霊術師メトゥスが現れた。 亡霊たちを生み出したのは、このメトゥスだった。彼女はリーンベルの心の揺らぎにつけこんで操り、そのまま研究所へと連れ去ってしまう。王子たちが後を追うと、待ち受けていたのはドラゴンゾンビだった。その腹の中にリーンベルが囚われているという。王子たちは怪物を打ち倒すが、メトゥスは王子をアンデッドにしようと誘いをかけ、アンナにきっぱりと退けられる。そして再び王子を殺しに来ると言い残して去っていった。死者を弄ぶ者と生者の意志が交錯する戦いは、まだ終わっていない。