バカンス前の合同演習
- 15 カリスマ
- 10 ライフ
- 10 コスト
- 8 出撃数
- 40 討伐数
- 150 経験値
- 700 ゴールド
夏季休暇を利用した王国と帝国の合同演習は、いつのまにか模擬戦の嵐になっていた。雷と風が飛び交い、初代陛下と初代騎士団長が斬り合う浜辺で、ホルミースは詩の材料が増えたことを喜び、ハリンヘイムだけが倫理観の所在を探していた。やれやれ、そういう夏の始まりだった。 演習を終えて海に入ると、水はピンク色に濁り、ねっとりとした半固体に変わっていた。湧き出すスライムを退けた一行は、元凶と思しきローパー博士と助手スライムを捕らえる。博士の白状によれば、水をスライムに変える「スライム増産装置」が、水着姿のスライムの少女に盗まれたのだという。海底では、棲家を奪われたマーマンたちが怒りを燃やしていた。 見つかった少女は、海で泳ぎたかっただけなのだと語った。やけになった彼女の手で装置は暴走し、周囲のスライムを操りはじめる。装置は爆発寸前となり、一同はそれを破壊して操られたスライムたちを解放した。博士は後始末を終えて雲隠れし、海の魔物たちも補填を受けて矛を収めたという。 夏の海は元の青さを取り戻し、スイカ割りの賑わいが戻ってくる。王子への報告を終えたヴィラヘルムは、「私たちは、貴方を逃がしたりしませんから」と微笑んだ。