白昼夢からの目覚め
悪天候- 25 カリスマ
- 20 ライフ
- 10 コスト
- 8 出撃数
- 37 討伐数
- 150 経験値
- 700 ゴールド
夢を司る神ヒュープは、王子たちの気配が途絶えたことに気づく。眠ったのではなく、何者かの術によって転移させられたのだと。元始天尊は、崑崙を罠にはめた者の影をそこに見る。やがて王子の一行は、晴れない霧の中で目を覚ます。どこまでも続く森、物質界にいるはずのない固有種のカラス、そして奥から聴こえてくる楽器の旋律。その音を頼りに歩いた先は、アスガルドと呼ばれる廃墟だった。門番の亜神ハリンヘイムは、人間の軍を亜神イコルの策謀の一部とみなし、排除しようとする。スルーズの必死の呼びかけも、彼女の心を開くことはできなかった。ギャラルホルンを奪われ、同胞を失った過去に、ハリンヘイムは深く傷ついていたのだ。 そこへ現れた亜神イコルは、王子たちを利用した事実を隠さない。ハリンヘイムを戦場から引き離し、ムスペルヘイムの炎の剣を解き放って、オリュンポスそのものを焼き尽くすこと。彼女は冷ややかに告げ、ハリンヘイムへの嫌悪と、どこか捨てきれない情を同時に口にする。立ち尽くすハリンヘイムに、王子は手を差し伸べず、ただ彼女が立ち上がるのを待った。その沈黙が彼女に届き、ハリンヘイムは戦う意志を取り戻して、同行を願い出る。 灼熱の地で、炎の剣と巨人スルトとの戦いが始まる。剣と巨人は魔力で繋がり、剣を止めない限り再生し続けた。イコルの反撃の魔法陣と惑乱の術が行く手を阻むが、ついに炎の灯火は消える。だがイコルは動じず、勝ったのは自分だと言い残し、神の座をめぐる試練を口にして姿を消した。 王国に戻ったハリンヘイムは、第三層の通行を開き、イコルの真意を知るために王子の旅へ加わることを決める。その背中を、元始天尊が遠くの笛の音のように静かに押していた。