悪戯魔女の肝試し大会
- 15 カリスマ
- 10 ライフ
- 10 コスト
- 8 出撃数
- 21 討伐数
- 180 経験値
- 500 ゴールド
カリオペがメトゥスとメメントの手を借りて企画した第二回肝試し大会は、前回を上回る規模で幕を開けた。白いワンピース姿の彼女は王子たちを待ち受けるつもりだったが、会場に現れたレッサーヴァンパイアは、作り物と呼ぶにはあまりに精巧だった。森ではヴァンパイアウルフが現れ、ユリアンやケイティを震え上がらせる。だが、カリオペが身を潜めた先で出会ったゴブリンゾンビだけは、誰の仕掛けでもなかった。本物の魔物に追われた一行は王子に救われるが、そこへヴァンパイア公爵が姿を現す。人間の遊戯の隙を突いた公爵は眷属を率いて王国領内を蹂躙し始め、夜は一本の長い悪夢のように続いていく。 村人たちがバリケードの内側に身を寄せる頃、カリオペの姿はどこにもなかった。やがて彼女は虚ろな目をして、ヴァンパイアの群れとともに退いていく。ラキュアは、人間を吸血鬼に変えても利益はなく、生け捕りにした人間から血を採り続けることこそ公爵の野望だと語った。夜明けを待つ決戦で公爵は焦りを募らせ、ラキュアと言葉を交わした末に撤退する。カリオペは無事に救い出され、ようやく目を覚ました。 しかし、それで話は終わらなかった。シルヴィアがカリオペを連れ去ったと名乗り、王子に挑戦を突きつける。姫になりたいという彼女の童話じみた理屈と、棒読みで応じるカリオペのやりとりに、アンナはようやく息をついた。一連の騒ぎは、夜の悪戯がどこまでも続いていく、奇妙な肝試しの延長だったのかもしれない。