嵐の海の中から
悪天候- 25 カリスマ
- 50 ライフ
- 10 コスト
- 8 出撃数
- 51 討伐数
- 150 経験値
- 700 ゴールド
嵐の気配が海を覆い始めたのは、夏の合同演習の帰路だった。ツキコが「嵐が来るよ」と告げた直後、周囲から現れたのは生きたサハギンではなく、死体を無理やり動かしたアンデッドの群れだった。麻痺毒を含む泡に苦しみながらも一行は船を守り抜くが、船体は深く傷つき、レオナの判断で、海図にない島へ修理に向かうことになる。だがその島こそが死者たちの棲家だった。人魚の歌が人を惑わし、チェーンソーを振りかざす男が皆を追い回す。アナトリアやジークリンデが前線で暴れ、メーアやクリスタは悲鳴をあげながら逃げ惑い、やがて島の脅威は退けられる。その最中、戦功一番の者には王子と相部屋の権利が与えられるとレオラが言い出し、女たちの間に小さな争いが生まれた。 島の主は別にいることが上空からの索敵で判明し、ツキコは海中に隠れる元凶の気配を視る。一行は休息ののち海中調査に向かい、ゾンビシャークの群れと対峙する。二度の襲撃を退け、群れは壊滅したものの、一匹だけが逃げ延びた。 船の修理を終えて陸に戻った一行は、先に帰国するレオナや白の皇帝を見送り、宴の支度に加わる。死者との戦いは一応の終わりを迎えたが、ツキコは嵐の目の中にいるような感覚を拭えずにいた。それでもメルアビスは、王子とならこんな夏も悪くないと、静かに笑ってみせるのだった。