夏空を翔るサメ
- 15 カリスマ
- 10 ライフ
- 10 コスト
- 8 出撃数
- 47 討伐数
- 180 経験値
- 500 ゴールド
夏の光が鮫肌にまで染みる浜辺で、スカーは見回りをしていた。空を飛ぶサメなどいるはずがないと言い張った彼は、その言葉が終わらぬうちに、得体の知れない機械をまとったサメに痺れさせられ、砂浜に沈んだ。夏の休暇を楽しんでいたイーリスや王子たちは、そのサメが先の事件で改造されたゾンビシャークであることを知り、「メカゾンビシャーク」と名付けた。それは量産品の装甲を身につけた、どこか悲しげな生き物だった。村長の懇願を受けて艦隊は沖へ出るが、そこに現れたのは絡繰り忍者である。彼は変異種の技術で海の甲殻類を呼び寄せ、「信ずるに値するのは己の技術と金のみ」と言い放った。イーリスの清らかな言葉も、彼の心には届かない。やがて戦いの中で、サメの傷跡が以前に王国軍が刻んだものだと判明する。サメは海に戻り、円を描くように泳いで艦隊を導いた。その先で待っていた絡繰り忍者は、双頭のメカゾンビシャークを完成させていた。イーリスは、サメが助けを求める声を聞いたように感じ、その魂を解放するために戦うことを選ぶ。サメは倒されたが、絡繰り忍者は海上を走って姿を消し、雇い主へ実験の成果を報告すると告げた。アンナは、この企みを監視せねばならないと静かに決意する。ビーチには平和が戻り、休暇は短くなったものの、人々は水をかけ合い笑い声をあげていた。その夏の午後は、ほんの少しだけ寂しく、そして確かに温かかった。