西部のヒーロー
- 25 カリスマ
- 10 ライフ
- 10 コスト
- 8 出撃数
- 39 討伐数
- 150 経験値
- 700 ゴールド
西部の荒野を急ぐ途中、鋼の都の工兵アイゼルフと同僚のピークは、何者かに追いつかれた。囚人の男が増援を呼ばれることを恐れていたらしい。だが、デステリカやシルヴァーナといった王国軍の面々が割って入り、ふたりは救われた。西部開拓地にもヒーローはいるのだと、誰かが言った。そういう言葉は、たいてい夜明け前の空気のように、少しだけ現実味を欠いている。 辺境大監獄では囚人の反乱が起き、鋼の都の警備部隊は壊滅していた。首謀者は連続切り裂き魔「ザ・リッパー」と呼ばれる男で、監獄にあるはずのないナイフを手にしていた。彼は「黒き導きの音色」に唆されたと語り、誰もその正体を知らなかった。やがて彼は配下の囚人たちを率いて鋼の都へ向かい、門を封鎖する。アイリーンは、彼が逃げるためではなく、ただ殺すために門を閉ざしたのだと見抜いていた。 王国軍は、ピークの思いつきで古い坑道を抜け、魔物の棲む地下水道区画へと進んだ。そこでは変異したスライムが人型をとるという、奇妙な光景も見られた。地上に出た一行は王子とともにザ・リッパーと対峙する。霧の中の激しい戦いの末、男は自らの血に酔うように死を望み、そしてどこからか響いた声と契約を交わして、忽然と姿を消した。 事件は一旦の区切りを迎えたが、黒冠との関係は謎のまま残された。アイゼルフは鋼の都の調査チームに加わり、王国への協力を申し出る。誰もが答えの出ない問いを抱えたまま、それでも次の一歩を踏み出していた。