珍妙な魔物
- 25 カリスマ
- 10 ライフ
- 10 コスト
- 8 出撃数
- 37 討伐数
- 150 経験値
- 700 ゴールド
バレンタインを間近に控えた街に、カカオ豆の魔物が現れた。人々を襲い、無理やり口に入り込もうとするその豆は、親切な魔女に「王国の人々はチョコを欲しがっている」と教えられたのだという。普通の調理ではチョコにならない。そこで一行は魔界カカオの栽培地を訪ね、グレーターデーモンの助言を受けて、溶岩地帯で高火力の焙煎を試みた。 焦げかけた豆は、それでも香ばしい匂いを立てていた。次に訪れたデモシェフ商会の工場では、インテリデーモンが給料の代わりにチョコをちらつかせ、労働者を休みなく働かせていた。磨砕の設備はそこにあったが、豆はベルトコンベアの上で転げ回ることになる。砂糖の輸送路を襲った魔界アリを退けたのち、王城に攻め込んできたのがお菓子の魔女モーロンだった。 彼女は砂糖に呪いを仕込み、豆を人を支配するチョコレートの魔物へと変えてしまう。人々はそれを次々と食べさせられ、菓子の奴隷になりかけた。しかし、その味は甘すぎて不味く、誰もが顔をしかめる。魔物は不味いと言われたことに心を痛め、豆は「私は、美味しく食べられたかったんだ」と呟いた。やがて魔物は沈黙し、人々は正気を取り戻す。魔女は肩を落として姿を消した。