囚われの魔法剣士:侵攻
- 15 カリスマ
- 10 ライフ
- 10 コスト
- 8 出撃数
- 19 討伐数
- 150 経験値
- 500 ゴールド
国境を越えて押し寄せたのは、動く骸骨の群れだった。兵士が王子のもとへ駆けこみ、アンナはすぐに迎え撃つことを進言する。その頃、死者の王は満足げに笑っていた。先日捕らえた人間たちを前線に出し、互いに殺し合わせようというのだ。死んでも心配はいらない、わが魔力で死体になっても戦わせてやる、と彼は言う。 そのなかに、魔法剣士のシャルロットがいた。彼女の体は意志に逆らって勝手に動きはじめ、誰か助けてと叫びながらも、周囲の者には逃げるよう告げる。こう見えて私はとても強いのだと。奇妙な言葉だが、その声には確かな芯があった。 アンナは語る。死者を操る魔物は、その魔力が強いほど操れる数も増えていくのだと。今回の侵攻は、これまで戦ったどの敵よりも大きな力によるものかもしれない。王子に導きを求める彼女の言葉は、静かな夜の底に沈んでいく石のように響いた。 戦いは続いた。死者の王は人間たちに無駄な抵抗をやめよと繰り返し、シャルロットには、殺し合うより愛し合いたいのだと叫ばせた。恋も知らずに死ぬのは嫌なのだと。その言葉は戦場のざわめきのなかで場違いに響き、それゆえに忘れがたいものになった。 やがて死者の王は退屈を口にし、自ら相手をすると告げた。その瞬間、シャルロットの魔法剣が彼女の意志を離れて発動する。防御を無視する攻撃を、もう誰も止めることはできなかった。 決戦の末、死者の王は王子を英雄の血を引く者と呼び、戦いは楽しかったと認めた。この体は滅びるが、魂は不滅で、いずれまた蘇るのだという。次の機会を楽しみにしている、と言い残し、その声は闇に溶けていった。
開始時