彷徨うキョンシー
- 25 カリスマ
- 35 ライフ
- 10 コスト
- 8 出撃数
- 40 討伐数
- 150 経験値
- 700 ゴールド
峠の向こうで、ランファという名のキョンシーが王子の一行に出会った。彼女は生前の記憶をほとんど失っていたが、ひとつだけ、華の国のどこかの土地の風景を覚えていた。その地に行けば失われたものが戻る気がする、と彼女は言った。アンナやケイティ、フェイたちは、その言葉を疑いながらも旅に加わることにした。風水羅盤は大まかな方角しか示さず、道は何度も迷った。魔物の群れが空を覆い、渓谷は静まり返っていた。 やがて現れた金光聖菩は、屍解仙を退けたのち、ランファに故郷の名を記した紙を渡して消えた。ランファはその地が自分の生まれ育った村だと思い出す。けれどそこには、もう生気がなかった。尊天君が待ち受けていたのだ。彼は村人をすべて死体にして、キョンシーの材料にしていた。ランファを失敗作と呼び、王子を討つための囮として使ったことを、彼は悪びれもせずに語った。 尊天君の禍血陣は砂の壁となって矢も剣も阻み、近づく者を切り刻んだ。だがランファは、主に従うキョンシーに戻れという誘いを拒み、自らの意志を取り戻した。その瞬間に天雷が走り、陣は破られた。尊天君は不利を悟って退いた。 ランファは故郷を取り戻したが、家族や友人はもういない。それでも彼女は涙を拭い、王子の大道と自分の道は同じだと告げ、仲間として歩むことを選んだ。弔いを終えたら王国へ向かうと言い、彼女は静かに微笑んだ。