黒い泥
- 90 カリスマ
- 30 ライフ
- 10 コスト
- 8 出撃数
- 48 討伐数
- 360 経験値
- 1400 ゴールド
帝都の夜は、どこか不穏な静けさをたたえていた。巡回中のルチアとエリアスのもとへ、騒がしい姉妹のメーアとフルス、そしてアネットが駆けつけ、市街に黒い泥の魔物が現れたと告げる。泥は切られても形を変え続け、やがて白の皇帝の姿を模したものまで現れて、崩れるように消えた。 同じ頃、白の皇帝の進軍は、湧き続ける呪いの泥に阻まれていた。タルタロスの門の前には、門を越える者を断罪する裁定者ティシファが立ちはだかる。皇帝は力ずくでの突破を試みるが、ティシファは退かなかった。タルタロスは死のない永遠の牢獄であり、皇帝の影に刻まれた呪いが、その内と外をつなぐ回路になっているのだという。 呪いを断つ道は、タルタロスで死を迎えた魂が物質界で転生するという救済をたどることだけだった。一行は転生者のひとり、キュクロプスの王を探して西の巨人の集落へ向かうが、不可侵の誓いを交わした巨人たちは理性を失い、待ち伏せていた。さらに、帝国の都市が襲撃を受けているとの報せが届く。 王子とともに都市を守り抜いたのち、王は呪いに蝕まれていた。民を救うため、王は自ら胸に刃を突き立てる。同じく転生者であるヒュリオンも呪いに呑まれかけたが、ルチアの願いを受けた皇帝と王子の加護の力によって救い出された。しかし呪いの主は皇帝の似姿を残し、「たるたろすで、お前の旅路を見届けよう」と囁いて消えた。 皇帝の呪いは深まり、エレオノーラらは、皇帝がタルタロスへの門のような存在になっているとみている。皇帝は、自らが帝都にとどまれば怪物が溢れるかもしれないと判断し、帝国をレオナやディアナらに託して都を離れた。影を根こそぎ断つための旅が、いま始まろうとしている。