王子と水着
- 25 カリスマ
- 60 ライフ
- 10 コスト
- 8 出撃数
- 63 討伐数
- 150 経験値
- 700 ゴールド
夏の海は、何かを静かに待っている。王子と二国の仲間たちが合同の海上演習を終えた頃、話はいつの間にか水着の話題へと流れていった。亜神ヘカティエは遠泳に夢中になり、仙人の清源妙道真君は眉をひそめる。やがて女性たちは王子を着替えさせようと企みはじめ、王子は商人の提案による合同懇親会のため、水着姿で兵と向き合うことになった。奇妙な口実ではあったが、心を通わせるには悪くない機会だった。 ところが、空が荒れはじめる。渦を巻く雲と不自然な潮の流れの中から魚人の群れが現れ、一行は伝説の孤島へ続く海路に引き込まれていく。そこでは太古の生命が息づいていた。海賊スリーとトロワも後を追ってくる。スリーは「漢のロマン」を語り、島の恐竜をすべて奪うと言い放つ。レオーネたちが反発しても、その言葉は通じない。そこへ半透明の幽霊鮫、ゴーストダブルヘッドメカゾンビシャークが現れ、スリーを一撃で退けた。 鮫は王子の前に泳ぎ寄り、頬ずりをして、砂浜に縄張りの線を引いた。好敵手として認められたのだと、誰もが理解した。スリーは逃げ去り、行方は分からない。一行はビーチで束の間の休息をとる。 同じころ、森では別の騒動が起きていた。グレーターデーモンが社員旅行と称して昆虫を根こそぎ捕らえていたのだ。ローリエやリコラたちが止めに入り、彼は聖なる森と生態系の話に耳を傾ける。そして虫たちを森へ帰しながら、物質界の流儀がまだ自分には足りないのではないかと、ひとり呟くのだった。