逃げ惑う魔物
- 15 カリスマ
- 10 ライフ
- 10 コスト
- 8 出撃数
- 30 討伐数
- 180 経験値
- 500 ゴールド
夜の入り口に差しかかる頃、王子の一行はゴブリンたちが何かから逃れるように走ってくる場所に行き当たった。彼らの怯えようは尋常ではなく、その理由はすぐに姿を現した。人間の娘、後に騎士サリスと呼ばれることになる彼女は、ヴァンパイアの眷属と共に現れ、王子たちに剣を向けた。日が落ちて視界が悪くなったため、追跡は一度見送られる。そこへ、怯えきった兵士が駆け込んでくる。彼は「公爵」の軍勢によって祖国が滅びたと告げた。公爵は水面下で国を乗っ取るのを常としてきたヴァンパイアの長であり、今回は直接攻め込んできたらしい。ラキュアは公爵とは派閥を異にする共存派で、王子に力を貸してほしいと頼む。城壁の内部に入ると、サリスは再び立ちはだかった。雲が湧き、月が陰ると、公爵の力が強まっているように感じられる。それでも、祖国を守ろうとする彼女の強い意志が、公爵の支配にわずかな綻びを生じさせていく。やがて公爵は、サリスを「忠実な犬」と呼んだ王の言葉を明かし、彼女の心を深く揺さぶる。国が彼女を差し出して成立した契約のことも、そこに含まれていた。公爵は血液採取の永久機関という計画を口にし、王子の前から姿を消す。生存者のいない街を前に、サリスは眷属にされた民の魂を解放し、公爵を討つ旅に出ると告げる。アンナの提案により、両者の共闘が結ばれる。その後、王子との模擬戦を経て、サリスは迷いを断ち切り、自らの身と剣を王子に捧げると誓う。