待ち人来たりて
- 25 カリスマ
- 30 ライフ
- 10 コスト
- 8 出撃数
- 34 討伐数
- 150 経験値
- 700 ゴールド
神仙郷の奪還を求めて、王子とアンナの一行は、ひとりの仙人に導かれて険しい谷へ分け入っていった。彼女は霊獣を背もたれにして、どこか捉えどころのない笑みを浮かべていた。道中の襲撃を退けるたびに、その周到な助言は頼もしく響いたが、同時にアンナの胸には小さな疑念が残った。姿を消した仙人と、待ち伏せの罠。彼女は敵と通じているのではないか。アンナは王子にそう進言する。 その頃、東の国では、シズカたちが雷神のもとを訪れていた。邪仙の侵攻を伝え、共に備えてほしいと願う言葉は、人と妖の古い溝に阻まれて届かない。そこへ妖天君が現れ、風神に続いて雷神の魂パクまでも奪っていく。手を差し伸べる者の声は、いつも少しだけ遅いのかもしれない。 神仙郷の前では、十天君の狛天君が待ち構えていた。敗北を装う狛天君の芝居に乗せられた王子の軍は、迅天君の用意した包囲網にからめとられる。そのとき仙人は、自らが太公望であることを明かし、前方の敵の殲滅に集中してほしいと王子に懇願した。王子はその言葉を信じて戦いを選ぶ。背後の敵はナタクとファーの援軍によって足止めされ、迅天君は撤退を余儀なくされた。 すべては太公望の策だった。彼女は味方さえも欺き、援軍を呼び寄せ、敵の戦力の配置を見抜いていたのである。神仙郷を取り戻したのち、太公望は元始天尊の行方を案じながら、自らの力不足を責め続けていた。しかしナタクやファー、堕姫たちの言葉に背中を押され、彼女は神仙郷の仙人として王子に力を貸すことを決める。 最終章「謀略の金光陣」の幕が、静かに上がろうとしている。