時空の歪み
- 25 カリスマ
- 10 ライフ
- 10 コスト
- 8 出撃数
- 72 討伐数
- 150 経験値
- 600 ゴールド
時間の歪みが渦巻く洞窟で、王子の一行は一人の少女を見つける。彼女はフィノーラと名乗り、千年戦争よりも遥か以前から眠り続けてきた時の魔術の研究者だと語った。彼女の話す「時の破片」は、過去や未来に干渉できる危うい結晶だった。眠っていた装置は仮面の男に破壊され、破片は各地に散らばってしまったという。 フィノーラが頼ろうとしたのは、かつての約束の相手アヴリックの子孫である。しかし彼女は半人前の機械技師で、祖母も母も亡くなったいま、技術は途絶えかけていた。自分は役に立たないと言い張る彼女の姿は、どこか迷子の子どもに似ていた。それでも機械兵団の整備の跡には、彼女なりの努力が確かに刻まれていた。 破片を追う途中、ズィズィーとラシュマシュという二人組が現れる。彼女たちは言葉遊びのような名乗りを上げ、戦いの途中で気まぐれに引き上げていった。やがて黒冠の魔物の群れとともに、仮面の男エンキドゥが姿を見せる。フィノーラの命が危うくなったとき、アヴリックは怒りに駆られて叫び、神器機関が応えた。しかしエンキドゥは時の破片の力で一行を過去の戦場へ飛ばし、そこに破片を残して消えた。 戻ってきた世界は、表面上は何も変わっていないように見えた。クロノシアによれば、歴史が書き換えられたのではなく、誰かの運命がほんの少しだけ動かされたのだという。その意味を誰も正確には掴めないまま、一行は北の戦線へ向かうことを決めた。 一方、東の国では、千年ぶりに山ン本五郎左衛門と神野悪五郎が再会する。かつてアヤカシの王の座を争った二人は、ヤマタノオロチ封印にまつわる一件の記憶をいまも抱えたままだった。彼らは人間を驚かせた数で勝負を決めることにし、結果は引き分けとなった。次で決着をつけるという約束だけが、夜の空気のように残された。