温泉宿の危機
- 25 カリスマ
- 30 ライフ
- 10 コスト
- 8 出撃数
- 34 討伐数
- 150 経験値
- 700 ゴールド
山奥の温泉に湧くという噂を聞き、ソーマたち王国軍の一行は遠征の帰り道で、ふかふかのベッドよりも先に湯を思い浮かべることになった。しかし近くの温泉宿で彼らを待っていたのは、魔物に襲われた店主の怪我と、従業員が一人もいなくなった宿だった。団体客の予約も入っている。王子は兵の慰安を兼ねて宿を手伝うことに決め、エマは女将を引き受け、ソーマとサオシュは若女将として働くことになった。 日々の仕事は思いがけない出来事の連続だった。オークの慰安団体は一番風呂を求めて湯船に殺到し、エマは実力でそれをいなしてみせた。深夜の幽霊騒ぎの正体は、湯を楽しんでいたメトゥスとリッチであり、ぶつかった誤解は一緒に湯へ浸かることで解けた。やがて温泉が緑色に濁り、湯に触れたゴブリンが変異種になる。源泉をたどると、鋼の都で研究資料を盗んだ絡繰り忍者の姿があった。グレーターデーモンは宿を乗っ取る野心を見せ、湯を沸騰させようとしたが、若女将たちがそれを止めた。 絡繰り忍者は変異させた魔界ボアを差し向けたが、激しい戦いの末に煙となって姿を消し、温泉の色だけを元に戻していった。その目的は、まだ誰にも分からない。妖狸と妖狐は、ソーマに化けて王子を悩殺しようと騒ぎを起こし、王子に止められて引き分けとなったが、最後にはそろってソーマを温泉へ誘うのだった。湯気の向こうで、日常はまたゆっくりと続いていく。