至宝のカケラ
- 25 カリスマ
- 15 ライフ
- 10 コスト
- 8 出撃数
- 20 討伐数
- 140 経験値
- 600 ゴールド
地下迷宮の入り口で、王子はアンナとともにリアナという女性に出会った。彼女は一族に伝わる言い伝えを頼りに、この迷宮の奥に「癒しの至宝」が眠っていると語った。ところが、そこに現れた魔物は小さなカケラを宝物のように握りしめていた。親分がそれを壊したのだという。カケラを持つ者の傷は少しずつ癒えていく。リアナは至宝が砕かれたことに言葉を失い、それでもカケラを集めて至宝を取り戻したいと王子に願い出た。アンナの言葉に背中を押されるようにして、王子はその頼みを引き受ける。 探索は容易ではなかった。入り組んだ通路では奇襲を受け、モンスターハウスでは無数の魔物に囲まれた。魔法陣からは強力な魔物が呼び出され、ローパーの群れは触れた者の身体を麻痺させた。そのたびにリアナは、かろうじて残された至宝の力で仲間を癒した。そんな最中、ヒーラーを連れない冒険者たちが姿を見せる。彼らもまた至宝を狙っていた。魔物を恐れて一度は逃げ去ったものの、消耗した一行を見ると欲に目がくらんだのか、彼らは一斉に襲いかかってきた。王子たちはそれを退けたが、人の欲が生んだ影は、いつまでも足元にまとわりついているようだった。 最深部に近づくと、魔法で異なる生き物を繋ぎ合わせたキマイラが息を潜めていた。魔法攻撃を半減させる強靭な身体と、遠くからでも届く強力な攻撃。さらに、カケラを持つ魔物が複数この階層にいるという。回復が続くかぎり、中途半端な攻撃は戦いを長引かせるだけだ。リアナは一気に攻め立てることを勧め、王子とアンナは気を引き締める。物語は、まだ誰も答えを知らない最深部の戦いを前にして、静かに息を殺している。