獣たちの狂走
- 25 カリスマ
- 35 ライフ
- 10 コスト
- 8 出撃数
- 38 討伐数
- 150 経験値
- 700 ゴールド
森の獣たちがいつから眠れなくなったのか、誰にも正確には分からなかった。狩りのためでも縄張りのためでもなく、獣たちは人里へ牙を向けるようになっていた。王子は言葉少なにうなずき、アンナやラテリアとともに襲撃を受けた西の村へ向かう。そこで出会ったのが、傷だらけの少女ピリカだった。彼女は一族が守ってきた魔剣に導かれて旅をしてきたという。剣には古の魔獣の魂が封じられているらしい。けれどラテリアは、伝承の中のその魔獣は力強く、そして心優しい存在だったと記憶していた。 剣の導きに従って進むと、ゴブリンの乗騎が凶暴化して暴れており、その先には人狼や魔獣のひそむ洞窟があった。洞窟はやがて魔の森へと通じていた。かつてベルゼビュートが封じられた地である。そこでは異界の虫が樹々を喰らい、魔力が根こそぎ吸い上げられていた。異界召喚士の仕業だったのだ。剣に宿っていたのは、この森の本来の主たる獣の怒りだった。王子たちは虫とデーモンを退け、召喚士は魔界へ逃げ去る。ピリカは故郷を守るという使命を果たし、ラテリアの誘いを受けて王子の一行に加わることになった。 その間にも、港の闇取引が摘発されて獣人の子らが救われ、墓地の幽霊が退治され、魔神の骨片を巡る鬼刃衆の騒動が収められた。やれやれ、と言いたくなるほど忙しい日々だったが、王子はどの場面でも、困っている人を見捨てはしなかった。