目覚めし魔導の咎人 初級
- 0 カリスマ
- 30 ライフ
- 70 コスト
- 10 出撃数
- 100 討伐数
- 0 経験値
- 0 ゴールド
封印区画の前に立つと、ゴーレムやクリスタルの群れの向こうに、魔法使いたちの姿が見えた。エステルによれば、彼らは騒動の黒幕に同調した者たちだという。鎮圧が遅れるほど事態は広がっていく。王子は、こくりと頷いた。 区画は表向き、魔力汚染のために放棄されていた。そこから届いた一通の手紙には「王子との戦いを望む」とあった。ゼンメルは、禁忌の魔法に手を染めて奥深くに封じられた男のことを語った。永遠の命を人の手で再現しようとした魔導士だという。 作戦は大討伐の形式を取ることになった。ライフが0になってもクリアとなり、倒した数は記録される。ただし討伐したパーツは魔法都市に返還され、EXPもゴールドも得られない。出撃コストは時間で回復しないため、援軍要請を持つ兵やワルキューレの編成が鍵になる。 一度は暴走を退けたものの、個体はなお残り、手紙の主の姿は見えないままだった。やがて区画の奥から、生ける屍のような人影が現れる。ゼンメルは、他者の命を犠牲にして寿命を延ばす儀式を繰り返した男だと明かした。半ば成功し、半ば失敗した魔法が、彼を呑み込んでいたのだ。 メーリスは、研究がうまくいかず安易な道に手を伸ばした魔導士の心を思う。焦りは魔法使いなら誰もが知るものだが、だからこそ研究は完成しなかったのだと彼女は言い切る。王子はその頭を、ぽふぽふと軽く撫でた。 やがて暴走は止まり、鎮圧は完了した。残骸の片付けは皆で分担することになり、エステルは王子に礼を述べる。異端の道を歩んだ者ではあったが、その魂もきっと救われただろう、と。王子はこくりと頷いた。