王国とゴブリンの合同模擬戦
- 25 カリスマ
- 50 ライフ
- 10 コスト
- 8 出撃数
- 99 討伐数
- 150 経験値
- 700 ゴールド
ゴブリン軍団との合同模擬戦が続く昼下がり、クレアは「きゅうけーい」と声を上げ、ゴブリン博士は人類と手を取り合う日が来たことを照れくさそうに口にした。天界との戦いが終われば彼らはまた敵同士に戻る。それでも王子は、ゴブリン博士を学園の短期留学に誘った。ヘレナによれば、それはゴブリン軍団の内部に和平派を増やすための布石であり、そこには男同士の友情めいたものもあったという。 ところが留学初日から、ゴブリンたちは妙な言葉を覚えてしまう。ヤンキーゴブリン部の騒ぎを経て、ジョヴァンニが海賊言葉を教えていたことが露見し、ケイティ先生と海賊の手下たちとの口論は大乱闘へと発展した。炊き出しの場では腹を空かせた生徒たちが押し寄せ、食堂の前は押し合いになった。ゴブリン博士は新たにガリ勉部を立ち上げ、新入生の同好会を蹴散らしてしまう。コーネリアは暗黒学園騎士を名乗ったことで、イングリッドとヒバリに挑まれる羽目になった。部費を求める模擬戦は、学園全体を乱戦へと変えていったのである。 そして最大の騒ぎとなったのが王子ファンクラブだった。シビラが主催した王子の魅力を語る会に人が集まり、他部活からも部費が持ち寄られ、転部希望者まで現れ始めた。クレアが「巻き上げるなんて許しませんよー」と乗り込んだものの、部費は生徒たちの自主的な寄付だと分かり、ファンクラブは活動を続けることになった。学園からの部費は使わず、有志の寄付で賄うという取り決めである。 騒動が収まったあと、クレアとコーネリアは明日に控えた戦術学の試験勉強へ向かった。誰もが王子を慕い、誰もが少しずつ騒がしい。その喧騒が、この学園の日常なのだろう。