超級
- 25 カリスマ
- 10 ライフ
- 10 コスト
- 10 出撃数
- 98 討伐数
- 760 経験値
- 2590 ゴールド
深い霧と濁った空気の立ち込める魔界の奥地で、王子はアスバールらの救援に駆けつけた。魔神バルバトスの瘴霧に押され、兵士たちは限界に近づいていた。ドロテアは前線の兵を退かせ、呼吸不全と毒への備えを整えたうえで、魔神との戦いに臨む。泥仕合の末に霧が晴れると、毒を操る魔神アスタロトの気配は跡形もなく消えていた。勝利は勝利だ、とドロテアは言う。仲間たちは束の間の安堵に包まれ、パヤモの伝統行事タケノコフェスティバルで宴を開くことになった。無理を重ねたヤハールのお嬢は倒れて休み、ヘンゼルは毒と瘴気の後始末を思って頭を抱える。王子は静かに首を振った。誰もひとりではない、とでも言うように。 だが平穏は長く続かなかった。魔神バルバトスと魔神アスタロトが手を組み、魔界を進行していたのだ。棲み家を追われた魔物たちの暴走も重なり、各地は一夜にして混乱に陥る。パヤモは、アスバールの軍とドロテアの手勢が一週間も防波堤を保てないだろうと告げた。魔神たちが都市を呑み込めば、魔界は百年のあいだ生き物の住めない土地になる。さらにサナラは、臨界に達した魔力が物質界にまで漏れ出す危険を警告した。ケイティは王子に、一刻の猶予もないと援軍を求める。 その後、帝国から呼ばれたメフィストの調査により、二体の魔神が完全に消滅したことが確かめられた。汚染された土壌も浄化されつつある。しかし、なぜ二体が手を組んだのかは分からないままだ。偶然か、調査の不足か、それとも証拠を残さない何者かの仕業か。個人なのか組織なのか、首謀者そのものが存在するのかさえ、いまだ霧の中にある。アンナは各自が連携を密にして、この大きな謎に向き合おうと呼びかけた。パヤモはひとり、もう魔神が出てこないことをひそかに願っていた。