超級
- 25 カリスマ
- 10 ライフ
- 10 コスト
- 10 出撃数
- 82 討伐数
- 760 経験値
- 2590 ゴールド
レームノス島の洞窟は、拍子抜けするほど普通の洞窟だった。亜神ヒュープの隠れ家であるその暗がりで、王子たちは魔神フールフールとモラクスの気配を感じ取る。反撃と反射という厄介な二体は、互いを補うように動いていた。奥から漂う瘴気は、何者かが開いた魔界の門から漏れ出したものらしい。放置すれば島全体を覆いかねない。工芸の島の文化を守るため、そしてモラクスの苦しみを終わらせるため、アンリは長い因縁に決着をつける決意を固める。 激戦の末、フールフールは沈黙し、モラクスの身体は崩れていった。ヒュープは人類の盾となった魔神に、もう苦しみで目覚めることのない眠りを与える。アンリは胸の内で、おとぎ話の優しい魔神に別れを告げた。瘴気は薄れ、魔界の門も閉じられる。勝利の余韻のなかで、フールフールの骨をどう扱うかという、いささか冗談めいた話も交わされた。 物語は後に、ヒュープがアンナのもとを訪れた場面へと遡る。二体の魔神は狂騒状態にあり、亜神の権能さえ通じなかったという。ヒュープは正式な依頼として討伐への協力を求め、ウルカノやアンリ、ジェロームがそれに応じた。 その後、魔神の完全消滅が報告され、骨と宝石は査定ののち、遠征費を除いて島の復興財源に充てられることになった。そしてヒュープは王国への協力を約束し、どんな相手も一瞬で眠らせる権能を携えて仲間に加わる。過労気味の人々が即座に採用を決めたのは、いささか奇妙だが、どこか愉快な結末だった。